<< 台風6号、明日は高島市で防災に関しての勉強会 | main | 子供ツアー、案外と涼しい夏? >>
2011.07.26 Tuesday

遺伝子組換え大豆、とうもろこしに対するパブリックコメント

0
    農林水産省のパブリックコメントのページで
    要項を一通り読んで何か書こうとパソコンに向かったのですが、
    出来上がった文章は審査結果についての意見から少しずれるものに。
    少しは関係している部分もあると思いましたので、投稿してみました。
    以下がその文章になります。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
     この度、初めて本件に関しご意見させて頂きます。

     私は6年前Uターンにより就農し、先代の父より事業を引き継ぎ、米作を中心に農業経営を営んでおります。遺伝子組み換え作物に関しては、推進する企業等、また反対する団体等の本を読んだり、講演会に足を運んだりして、以前から関心を持っておりました。科学的な専門知識の乏しい一人の消費者として、また一人の農家として、遺伝組み換え作物栽培等に対しての意見を述べさせて頂きます。

     よく話題に上がります、チョウやラットの実験、パーシー・シュマイザー氏の話、世界的な食料問題、またマクロ経済など視点からの意見は、多数の有識者や団体等からコメントを出されているものと思われます。私の様な立場の者が書いたところで、文献の重複を繰り返すだけになりますので、この様な意見をする事は省かせて頂きたいと思います。

     私どもは毎年同じ様に田畑に立ち、試行錯誤を繰り返しながら、耕しております。田んぼの近くには弥生時代の遺跡もあり、数千年前より、同じ様に先人達もこの田畑に立ち、耕し、恵まれた大地より実りを享受して命をつないできました。そして私は繰り返されてきたこの長い歴史と同じく、次の世代につなぐことを目的に農業を営んでおります。

     戦後より急速に進んだ農業の近代化、またその事に伴い経営面積が増大するにつれ、「生きるための農」から「職業としての農」になり、機械化や石油、電力の使用など、自給するには難しい、外部から用いた資源などに依存した、エネルギー多投型の営みへと、大きく形態は変わってしまいました。

     私どもも例に漏れる事なく、トラクターなど大型機械と石油に依存した近代農業を営んでおります。そして、電力など代替できる一部技術はあったとしても、他国の経済発展などにより、下がる見込みのない石油や資源等の高騰に耐える事ができる限り、このエネルギー多投型の農業形態は大きく変わっていかないだろうと思います。 

     今回意見させていただく、遺伝子組み換え作物も農業の近代化としての流れの一つの技術であると言われる方もおられるのかもしれません。

    ただ今までの知恵や技術と決定的に違う点が、「人にはコントロールができない」と言うところにあると思います。遺伝子組み換え作物が作りだされて約半世紀、各種動物実験などは経ていても、人が恒常的に食して、その数世代後にどのような変化が現れるかは全く未知数です。しかも、完全な中立な立場で研究する事が難しいこの社会構造の中で、少しでも懸念がある限り、決して安全であるとは言い切れないと思います。そして、万が一異常が見つかったとき、肉眼でそれが確認出来ないとしたら、その広がりに歯止めを打つ事もできません。

    仮に前述の現在のエネルギー多投型の近代農業が立ち行かなくなれば、私たちは機械を捨て、出来る限りの人力などで立ち戻る事ができます。

    ただ、遺伝子組み換え作物の自然交配等による広がりは元に戻す事が出来ません。それは植物体だけではなく、周りの小動物、水中や地中に対しての影響を与えてしまうとなると想像も及びません。

     3.11の震災以降、福島原発による放射能汚染の問題が私の周りでも日常的に話される様になっています。最近は肥料や牛肉からセシウムが検出されました。先日、近くの近江牛の肉屋に牛肉が一切並んでいません、聞くと風評被害で全く売れないためだと言う事でした。今後、ガイガーカウンターが携帯電話に機能されたりすることなどで、放射線の測定が一般化する事により、食料に対しての疑心を持つ傾向はこの先数十年、最短でも福島原発が収束されない限りは続いていくと思われます。

     これを遺伝子組み換え作物に置き換えてしまえば、同様の事態が起こる事は容易に想像出来ます。目に見えない不安は風評となって広がります。

     良い香り、エグイ味、元来私たちは、五感によって食べ物の可否を判断してきました、その感覚は長い年月かけて培われてきたものであり、私たち自身が生きていくための道標でもありました。遺伝子組み換え作物は、人が作り出した自然界には無い新たな生物であり、五感も働かず、決してコントロール出来ない事から遺伝子組み換え作物栽培等の反対の意見とさせて頂きます。

      昨年私は一児の父になり、大切なこの子のため、未来を想像して生きていかなければいけないとより強く感じる様になりました。この遺伝子組み換え作物の件は大きく未来が分かれてしまう大変重い決断に事になると思います。

     この文章に目を通していただいているご担当者様、またあなた様のご友人やお子様、お孫様、あなた様の周りの大切な方々に障害を来たす可能性のある食べ物を囲む食卓を想像するのはとても辛い事です。どうぞご良心で判断して下さいます事をお願い申し上げます。

    日頃文章を書く事も少なく、乱文ではございましたが、最後まで目を通して下さいました事を深く感謝致します。

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

    冷静になって読んでみると恥ずかしく直したい箇所もたくさんありますが、もう出してしまいましたので仕方がない。。。

    この遺伝子組み換え作物に関しては、TPPとも共通するところがあるのですが、私たちが情報を知らされないまま何となく決まってしまおうとしています。
    EUでは国民投票で遺伝子組み換え作物の栽培を問いた国もあります。
    (スイスでの結果5年間の栽培不可となりました!)

    僕は個人的に反対意見を持ってますが、この考えは人に強制しようとは全く思いません。
    様々な問題や、議論を全て僕たち一般国民が知る事は不可能です。
    ただ、生きる為に欠かす事の出来ない「食」に関して、全ての人が関わるこの重要な問題を一部の関心を持つ人しか知らない状態で進めていこうとする体制には、大変憤りを感じます。

    遺伝子組み換え作物に関して、思われる事がありましたら是非コチラにコメントを!
    受付は7月29日までです。

    コメント
    コメントする








     
    この記事のトラックバックURL
    トラックバック
    -
    管理者の承認待ちトラックバックです。
    • -
    • 2011/07/27 7:38 AM
    Calendar
       1234
    567891011
    12131415161718
    19202122232425
    262728293031 
    << August 2018 >>
    Selected Entries
    Categories
    Archives
    Recent Comment
    Recommend
    Links
    Profile
    Search this site.
    Others
    Mobile
    qrcode
    Powered by
    30days Album
    無料ブログ作成サービス JUGEM